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足寄西中学校

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足寄西中学校    足寄町芽登本町
昭和22年芽登小学校に併置し、芽登中学校として創立。昭和43年喜登牛中学校の統合を機に足寄西中学校に校名を変更した。       
昭和43年鉄筋コンクリート3階建て校舎、翌年体育館が完成し、名実ともに芽登地区の中心校となった。因みに昭和44年の生徒数は6学級190名である。
平成14年3月、34年の校史に幕を閉じ足寄中学校に統合した。閉校時の生徒は13名、校長は畑中迪彦氏であった。

 わが残像 夕月の里   旧職員 松下 保治 (43〜
)
 「朝風薫り 天(そら)高く 山は静かな足寄の 湖映えて… 」この校歌に象徴される足寄西中学校。白樺の木立に囲まれ、緑濃き林に際立つ白い校舎。閑静な森の彼方に川流れ、湖水に注ぐ風情豊かな環境。幾星霜歌い継がれてきた校歌も、歌い納めの運命を迎える。世の無常に涙滾(たぎ)るを禁じ得ない。
〇 憶えば遠き月日かな
 昭和43年春…。我が人生まさに壮年時代、夢深く一歩踏み出す30代は最後の年でもあった。非力ながら教えることにあらん限りの情熱を傾け、その歓びに生きる愚直な教育職人の一徹さを自認。 (中略)
〇 校歌作詞の裏話
 校長直々に作詞依頼あり。格調の高さを求められる校歌の作詞には、文学の畑ならぬ身にとって作詞能力に問題ありと自責。しかし夜は枕元に筆記具をおき、目覚めると書き記しておく。全体を締める3番の詩に行き詰まり進まない。「先生、僕の家の近くで鹿がないたよ」この一言で目から鱗が落ちた。その夜一気呵成に仕上げた。瞼閉じれば浮かぶ上芽登の丘、清澄な夜空に瞬く北斗の星…。
 あれから月日は移つろぎ、人は変われど、白樺の葉音さやぐ梢の調べは変わらず。静かに黄昏行く夕月の里の彼方に遠く北斗の星は瞬く。  閉校記念誌より

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