活込[かっこみ]小学校
| 活込[かっこみ]小学校 本別町字美里別西３ 大正２年創立。昭和５２年３月、６４年の歴史に幕を閉じ新設の美里別小学校へ統合した。閉校時の児童は6名、校長は伊藤和雄氏であった。校舎前に「活込小之碑」の石碑が建立されている。揮毫は最後の校長伊藤和雄氏であった。 現在校舎は解体、地域自治会館が新築されている。本校は交通不便な地にあり、大正の始め教員の着任が無く、授業日数も3分の1に達せず全員が進級を断念した。なお閉校を惜しむ最後の学芸会は、体育館が満員となる盛況であった。 6人の子との1年 現教諭 菊池 敏明 (㍼51年～) 昨年の4月7日、吹雪の中で赴任したのは活込小学校でした。それは、教員として希望に燃えて始めて足を踏み入れた学校、全校児童が6名、校長先生とたった2人の超ミニ小学校、本別から18kも離れた遠い遠い僻地校……。 教壇に立って、様々な事がありました。当初は何から手をつけて良いのか戸惑いの中の生活でした。教えることや学ぶことの難しさを知りました。 6人の子ども達との出合いを大切に、学校生活を何とか楽しいものにしようとする事です。校長先生の御指導を受けながら、自分の考えたことをもとに身体をぶつけていくことです。失敗したときも、児童を怒りつけてしまったときも、校長先生や父母の皆様、地域の人々の温かい目がありました。小規模校ゆえに競争心が働かず、自信をなくしたこともありました。でも，地域の人達や父母の皆さんのおかげで、機会ある毎に学校を支え盛り上げてくださいました。 6人の子ども達の為の最後の学校行事、大勢の人達がグラウンドを埋め尽くしました。力いっぱい走り、綱を引き合いました。子ども達もきっと、これを大切に受け止めてくれていると私は信じています 。始めて赴任した学校の出来事は私にとって余りにも衝撃的でした。 閉校記念誌「活込」より |
トップページへもどる
