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平和小(中)学校

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平和小(中)学校   芽室町平和西16線
大正8年創立、平成7年3月78年の歴史を閉じ、芽室西小学校に統合した。卒業生は621名、閉校時の児童数は15名、校長は元村昭胤氏であった。
昭和22年から44年まで中学校を併設し、祥栄中学校に統合した。
校舎前に開校70周年記念碑「平和の里」を建立、揮毫は芽室町長鈴木美智男である。
初代校長梅田光次郎先生と児童が植えた栗の木は大きく成長し、平和小学校の歴史をずっと見守ってきた。

  平和の四季      旧職員 宮田 捷一 (平成2〜3年在職)
 平和の春は雪解けから始まる。残雪が春の陽射しを受けて、日増しに小さくなっていく。春特有の強風にもめげず、ヘルメット姿の子ども達が、それぞれ隊列を組んで校門をくぐる。「おはよう」「おはよう」清々しい元気な挨拶と共に学校の1日はスタートする。耕運機の力強い音が響き、やがてカッコウの鳴き、草木や農作物が一斉に芽を吹き始める。運動会の練習に励む子どもらの歓声が校舎にこだまする。
 蝉がなき、植物が一段と生い茂り、熱い太陽が大地を照りつける。河北陸上大会、水泳教室、キャンプ、七夕集会……と夏の行事に全校で取り組む汗の季節である。
 夏休みには一輪車大会、ソフトボール大会と続き、父母の応援態勢も組まれて、我が子我チームの活躍に一喜一憂する。
 平和の秋は素晴らしい。空はどこまでも澄み切って、日高の山並みがくっきりと青空に映える。収穫作業がいっきに進み、農作物を満載したトラックが行き交う。秋祭りには子供御輿が出、相撲が奉納される。校庭の梨の木や栗の木が実を結び、子ども達は栗拾いに熱中する。乾燥させた実は近隣の学校にも配られる。
 学芸会が終わる頃には粉雪が舞い、やがて降雪と寒さの季節を迎える。校庭では雪を待ってスケートリンクの造成が行われ、鋭いエッヂの音を残した子ども達の滑走の姿が見られる。時は過ぎ、別れの季節がやってくる。卒業生は「伝統の燈」が交差するなか、今年も思い出の学び舎を去っていく。   閉校記念誌「栗樹」より

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