鎮錬[ちんねる]小学校
| 鎮錬[ちんねる]小学校 音更町万年西1線 創立大正６年、昭和６１年３月、７０年の歴史に幕を閉じ東士狩小学校に統合した。卒業生は３０４名、閉校時の児童は４名、校長は竹田幸雄氏であった。校長竹田幸雄の揮毫で「源遠長流」の記念碑が建立されている。 源遠長流とは歴史の流れ、過去、現在、未来の展望を表している。 小規模校の特徴を生かした木目細かな教育活動、文集「ちんねるっ子」の創刊などが高く評価された。 地域と共に６年間 第６代校長 吉田 元嘉 (㍼39年～44年在職) 鎮錬小学校は私にとって生涯忘れ得ない学校です。それは若輩４０歳、はじめて校長として赴任した学校、６年と言う一番長い勤務校、温かい部落の人に囲まれながら、純朴な子ども達を中心に、ＰＴＡ、婦人会、青年会の人達と手を携えながら、本当に地域ぐるみの学校作りに努めることが出来たからです。加えて、大先輩の渡部先生、若い岩隈先生、菊地先生と、３人の先生方に助けられ、当時教育界が何かと問題の起こりつつあった時代にもかかわらず、その波にもまれることも無く、落ち着いて子ども達の教育に専念できたからです。(中略) 開拓以来、長年にわたって子弟の教育に心血を注がれた、先輩各位の御熱意と御苦労に心から敬意を申しあげます。 閉校に思う 旧職員 渡部 国雄 坂道を登りきった所に学校があって、校門のところに７,８名の児童と２,３人の婦人が私を出迎えてくれました。昭和３９年４月のことです。 吉田校長は冬の体育にスケートを取入れ、極寒の校庭に夜中まで水撒きをしました。部落総動員の運動会では、西の山に太陽が沈む頃、やっと閉会式になりました。鎮錬川と萩の川の合流点にプールを作り、全校挙げての水泳練習にみずしぶきを上げた夏の日、写生会、8ミリロケ……、廃材を利用した象やキリンの巨大な立体表現活動は池田のじいちゃんの指導で完成しました。 (後略) 閉校記念誌より |
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