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上斗満小(中)学校

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上斗満小(中)学校  陸別町字トマム南31
大正5年創立。昭和61年3月70余年の歴史に幕を閉じ、陸別小学校へ統合した。閉校時の児童は7名、校長は福西茂男氏であった。学校跡地に「開校50周年記念碑」が建立されている。なお初代校長は後の参議院議員、小林武氏(39歳)である。本校は昭和22年より中学校を併置したが、54年3月閉校し、陸別中学校へ統合した。
本町は昭和23年、釧路支庁より十勝管内に編入、28年町制施行、陸別町立となった。教材園、郷土資料館、テニスコート、スケートリンク造成などPTAの活躍が認められ、44年PTA文部大臣賞を受賞した。

 望岳よき上斗満   旧職員・教頭 氏家 耕一 (52年~)
(前略)  私は52年6月地域の皆様の温かい出迎えを受けて着任しましたが、この年の3月まで陸別小に勤務していたのですから、僅か2ヶ月半の小旅行のような人事異動でもありました。
 四季折々に姿を見せる秀峰雌阿寒岳は、陸別市街では見られない広大さと、自然の厳しさを展望する事ができます。春遅い牧野の果てに白い嶺を眺めさせ、若葉の頃の残雪などは日々美しく、市街地へ買い物に行く車窓から楽しんだりしました。
 2階建て校舎も印象深く、ハルニレや桜の木の下に咲く、フデリンドウの紫の小さな花は、緑遅い地で咲くヤチブキの花とともに、春を満喫させてくれました。夏は真紅のネジバナの池にに映す可憐さに心和ませ、マツタケやシメジの香に誘われたのは秋。十勝で一番早くできあがるリンク…。四季の風情は地域の細やかな人情とあいまって私達を励ましてくれました。
 教頭として始めての学校運営、全てが新しくやりがいがあった。53年の管内複式研究会は多忙だった。そして、高谷、高橋、岩城校長のもと「自分から働きかけ、自分を育てる」を教訓に自らを磨き、教育目標達成に心を砕いた。70年の歴史を重く受け止めながら…。  (後略)      閉校記念誌「上斗満」より      

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