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旭山小(中)学校

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旭山小(中)学校   清水町字旭山31

大正2年創立、平成12年3月88年の歴史に幕を閉じ、御影小学校に統合した。卒業生は1029名、閉校時の児童数は14名、校長は児玉功一氏であった 昭和22年から中学校を併設したが、昭和48年3月御影中学校に統合した。校舎前に「剣の郷」の碑を建立、碑文は校長児玉功一、揮毫は清水町長若原匡二である。 秀峰剣山の麓に位置し、旧御影村との関わりが深い。町の先導的役割を果たした幾多の人材を輩出した。

  思いつくままに    教諭 向 守行 (昭和63年〜平成5年)
  (前略) 
 旭山は自然に恵まれ、山あり、川あり、草原ありで環境を生かした自然体験学習の実践は十勝管内でも高く評価されていました。毎日子ども達が登下校時や学校、家庭で見たり、見つけたり、考えたことを記録していく学習によって、自然観察力や洞察力が目に見えて高まっていきました。
 野鳥の名前や自然の植物についての知識は、先生よりも高い子がいました。池の周りのエゾタンポポもたくさん生えていましたが、いまは貴重な絶滅の種になろうとしています。当時は観察の始まりでしたが、草刈機械でバッサリと言うエピソードもありました。その他に炭焼きタンクを作って木炭を作り、その木炭で焼肉やニジマスを焼いたことが懐かしい思い出です。 
 現校舎新築に際し、旧校舎を取り壊す日のことでした。私は5・6年の担任で、屋体の仮校舎で勉強していましたが、子ども達が休み時間の度に見に行って泣いていました。「今の校舎のままでいいのに」と……。ショベルでえぐるように壊されていく校舎、あの校舎に熱い愛着があり、耐えられない心が涙となって子達の心を動かしたのでしょう。あの光景は私の教職生活の中でも忘れられない出来事です。ただコンクリートで新校舎を作れば良いというものではない。古いものに思い出や心が詰まていると言うことでしょう。(後略)     閉校記念誌「剣の郷土」より

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