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岩松小学校

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岩松小学校   新得町字屈足基線
明治43年創立、昭和51年3月、63年の歴史に幕を閉じ屈足小学校に統合した。卒業生は512名、閉校時の児童数は5名、校長は明見秀和氏であった。
昭和14年、電源開発に伴う水力発電所の建設で、児童数が急増した
同38年開校50周年を祝い、校歌の制定や鼓笛隊の編成が行われた
また、昭和45年以降は富村牛小との交流学習(集合学習)が積極的に行われ、多くの成果をあげた。


 感  懐    校長 明見 秀和 
 昭和45年3月25日の朝、駅前の新得旅館を出て岩松行きのバスに乗った。校長事務引継ぎのために夕べ根室からきたのである。屈足市街に入ってから間もなく車掌さんに「ここで下車してください、雪のため岩松には行けません」とのこと、仕方なくタクシー会社にお願いし、車上の人となる。長い長い雪のトンネルをくぐるようにして車はあえぎながら進み、ようやく着いたところが、校舎も住宅の屋根もすっぽり雪に覆われた新任地である。住吉校長と高橋・三好先生の笑顔に迎えられ、職員室の真中にドンと位置を占める大きな薪ストーブが何とも言えぬ暖かさであった。
 4月2日改めて着任。何と有り難いことに三好先生が、駅の改札口に出迎えてくれているではないか。そして、岩野商店の車が準備され家族共々、夕暮れ迫る岩松に着任できたときは、思わず目頭が熱くなるのを覚えた。「おや、ここは私の故郷ではなかったのか……」と。(中略)
 児童は31名。瞳は輝いて利発な子ばかりである。先生方も良く授業研究に励み、子ども達もそれに呼応して、楽しく充実した学校生活が続いた。
 春は川辺にサンショ魚の卵を探し、花咲けば花の枝を折り、夏は河原の石を集め、秋は紅葉の下にぶどうを狩り、ニジマスの稚魚を育てて6年が過ぎました。御恩に報いる事も無く学校は閉鎖されました。お許し下さい。    閉校記念誌より

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