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 館山小学校

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 館山小学校    大樹町字館山
昭和20年創立。昭和43年3月、23年の校史に幕を閉じ大樹小学校へ統合した。閉校時の児童は12名、校長は船越渉氏であった。
 昭和28年学校教員住宅に電灯点火、35年に新校舎が落成した。

 在りし日の舘山小学校  4代校長 船越 渉 (40〜)
 私が赴任したのは昭和40年4月でした。とても小さな僻地の小学校で、児童数12名、教師は2名、部落戸数は9戸、児童たちは兄弟や親類ばかりで構成され、和気あいあいと言った雰囲気に包まれていました。
 大樹市街より西方約9k、日高山脈の麓にあるこの地帯には、熊も出没すると言う僻地でしたが、とても家族的で親身のある校下でありました。校長宅には公衆電話と無線放送施設があり、各種の連絡をしておりました。学校の奥地は国有林が広がり、その管理に営林署の通勤バスが通っており、当時車の少ない時代で貴重な存在でした。
 その頃は食糧事情が悪く、早くから自校給食の話が出ており、昭和41年より各戸持ちまわりで味噌汁給食を始めました。続いての「冷害給食」では、お母さん方が交代で温かいミルクパン、味噌汁、時には豚汁が提供されたりして、子ども達は大喜びしたものです。
 小さな学校、狭いグラウンド、周りの大きな山、広い畑……思い出は尽きない

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