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 大津中学校 

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大津中学校     豊頃町寿町
 昭和22年創立、平成5年3月、生徒数の減少で3学級が維持できず閉校、豊頃中学校へ統合した。閉校時の生徒数は22名、校長は西田久氏であった。校舎前に「潮騒」の碑を建立した。大津は開拓時代海の玄関であり、「十勝発祥の地」として地域の誇りも高い。ちなみに大津小学校は明治14年創立、広尾小と共に十勝では一番歴史が古い。
本校は昭和50年より、長節湖畔の清掃活動、立て看板の設置を率先して実施し、57年観光美化の知事表彰を受賞した。また、釣りクラブなど地域密着のクラブ活動もあった。

  世界文化に通う道   教諭 島田 滝子 (33〜)
 旅来を過ぎて、カンカン坂を下ると、さすがに最果てのたたずまいで、この先に家があり、学校があるのかと不安になる。 一夜明けて中学校の校歌は「世界文化に通う道…」と歌っているではありませんか。成る程この海は太平洋であり、世界に通じているのかと、新たな希望が湧き、発想を転換する必要に迫られました。昭和33年春の事でした。
 生活してみると活気のある街でした。波を乗り越える大声、サラリーマンには手の届かない収入、大漁旗に彩られた大運動会等々。
 私どもも、燃料手当てと少しのボーナスは、全部秋味と筋子、カニになり、サンマが食べたいと贅沢を言ったものでした。今でも5月の風が吹くと、大津のキウリ漁の匂いが、漂ってくるような気がします。(中略)
 家族共々お世話になった大林寺様、義教住職はすっきりスマートな美青年でしたが、近年お見かけしたときは前住職様にそっくりで、あの頃にすっかりタイムスリップしてしまいました。大津を出生地とする長男も30歳。札幌在住ですが、帰省の度に大津海岸へ必ずドライブ、秋味祭りを目指します。鮭の回遊性と同じなのでしょうか。
(後略)                  閉校記念誌「潮騒」より

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